【鳳凰堂】十代 三輪休雪『萩焼 人割皿』茶道具 銘々皿 休和 休雪白 最新 共箱 真作保証

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商品情報

〇商品説明基本的な造りは同じですが、よく見ると釉薬のかかり具合に微妙なちがいがあり、一枚ずつ表情が異なる飽きがこない作品です。小石混じりの粗めの土に、萩焼特有の枇杷色釉薬がかかり、素朴な味わいを見せますが、半面に休雪白と呼ばれる白釉薬で覆うことで、上品な趣に仕上がっています。箱書きに人割皿とありますが、どうやら銘々皿の古い呼び方のようです。
状態は無傷完品であり、目立つようなシミ、汚れなく、未使用にちかいといえます。ただし、共箱は経年の汚れと傷みがあり、特に底(画像赤〇の部分)は一部抜け落ちています。付属品は共箱としおりが残っており、さらに当店で薄葉紙と黄布、箱かぶせ紙をつけさせていただきました。
「十代 三輪休雪(休和)」400年の長い歴史を持ち、茶陶の名門でもある萩焼。その頂点に位置した人間国宝・三輪休和氏が八十六年の生涯を閉じたのは、1981年の10月24日でした。
1910年に旧制中学校を中退し、祖父である八代雪山、父九代雪堂に作陶を学び、1927年に雪堂が隠居するにあたって、十代休雪を襲名しました。当時三十二歳でした。この時期は大正・昭和の不況により、多くの窯元が廃業を余儀なくされた時代でした。三輪家であっても辛い時代であり、窯の火を守るために日用品や神社のお土産を作って売る日々が続きました。
転機が訪れたのは1941年、陶芸家川喜多半泥子との出会いでした。来萩した川喜多半泥子は三日間、三輪窯に滞在。その縁で1942年に「からひね会」が発足します。からひね会のメンバーは半泥子のほか、荒川豊蔵、金重陶陽と三輪休雪(休和)の四名です。この会では桃山陶の探求と現代作品への活かし方、作陶精神をめぐって交流を深めました。
休和は江戸期の古萩を参考にしながら、現代の萩焼の技法を確立していきます。それはただ古作を写すのみということではありませんでした。休和の作行は、古萩の茶碗よりもさらに厚く、柔らかな印象のある仕上がりとなっていて、形はむしろ古萩や高麗茶碗よりも、楽や光悦といった、日本で生まれた焼物に近いものとなっています。また伝統的な藁灰釉の改良にも取り組み、その結果、雪のような釉薬「休雪白」を生み出しました。これらの功績によって1970年、休和は重要無形文化財「萩焼」保持者に認定されました。
〇商品状態状態:無傷完品。箱は経年の汚れと傷みがあるものの、本体に使用感はまったくなく、未使用にちかい。刻銘:底に「休雪」の印あり。また共箱に作者自筆と印あり。縦幅:13cm横幅:13cm高さ:2.5cm付属品:共箱・しおり・黄布・薄葉紙・箱かぶせ紙
〇発送厳重に梱包すると、五枚全部は共箱に入らないため、三枚を共箱に収めます。残りの二枚はエアーパックで二重に梱包して、大きめのダンボールにまとめて収納します。ダンボール内では緩衝材として、丸めた新聞紙等を使用しております。

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